
SEOで重要なキーワード選定だけれど、正しいキーワード選定がわからないんだよね。どうやって選べばいいのか教えてほしいな。
こんなお悩みを解決します。
この記事の内容
●メインキーワードの選定
● 複合キーワードのリサーチ
●検索ボリュームの確認
●ライバルチェック
まず、あなたに知ってもらいたいことがあります。
実は『キーワード選定』は難しくありません。
ただブログ初心者にとって、わかりづらい専門用語を並べられても理解できないことが多いです。
なのでキーワード選定はどうやってすればいいのだろう?などと深く悩んでしまい、最終的には『なんだか面倒くさいな』とブログのやる気を削いでしまうものです。
そこで今回はブログ初心者のあなたのために、わかりやすく4つの手順でお伝えします。
苦手意識をもつ前に、この記事でキーワード選定の本質を理解しましょう。
無料ブログかWordPressかどちらでブログをスタートさせるかお悩みの場合は、 無料ブログとワードプレスどちらがおすすめ?メリット・デメリットを比較【初心者向け】 をご覧になって検討検討してみてください。


【初心者向け】キーワード選定を正しく身につけるコツ【SEOキーワードの選び方4つの手順】


SEOキーワード選定手順は、以下の4ステップです。


基本的には上記の4つのステップでキーワード選定を行います。
ステップ1:メインキーワードの選定


なぜキーワード選定をする必要があるのかですが、 キーワード選定はサイト集客のために行います。
あなたが来てほしいと思う検索ユーザーにアクセスしてもらうことが目的です。
例えば、あなたのサイトがガジェット系の場合、メインキーワードを考えるとすると、僕がパッと思いついたSEOキーワードとしては・・・
こんな感じでメインキーワードを思いつきました。
こうしたメインキーワードは思いつきでもかまいませんし、あなたと同じジャンルのサイトをチェックしてメインとなるキーワードを探しても構いません。
まずは メインとなるキーワードを考える必要があるということを覚えておいてください。
ステップ2:複合キーワードのリサーチ


メインキーワードが選定できたら、次は複合キーワードのリサーチをはじめます。
複合キーワードとは、メインキーワードに関連するキーワードのことで、2語または3語のキーワードのことを指します。
たとえば『新型iPhone』の2語キーワードは『新型iPhone・発売日』で、3語キーワードになると『新型iPhone・大きさ・比較』が複合キーワードになります。
では、どうやって複合キーワードを探すのかをお伝えすると、以下の手順で作業します。
複合キーワードの絞り込み手順
1 ラッコキーワードでサジェストキーワードを取得
2 Googleキーワードプランナーで大まかな検索ボリュームを調査する
3 ubersuggest(ウーバーサジェスト)で細かい検索ボリュームを調べる
この3つのツールを使います。
ラッコキーワードでサジェストキーワードを取得
メインキーワードとの関連性が高いキーワードを調べます。
なぜならメインキーワードに続いてよく検索されるキーワードだからです。
逆にまったく関連性のないキーワードを複合キーワードに選んでしまった場合、期待したアクセスはまったく得られません。
SEOキーワードにおいて、自分が考えた複合キーワードでアクセスは集められないので注意しましょう。
複合キーワードを選ぶ際には『ラッコキーワード』を利用するようにしましょう。
ラッコキーワード


ラッコキーワードであなたが決めたメインキーワードの複合キーワードを探しましょう。
左上の赤枠10件はGoogleで検索した時に現れるサジェストキーワードです。


青い枠で囲んでいるキーワードが関連性の高いキーワードと呼ばれるものです。
さらにラッコキーワードには、『Yahoo!知恵袋』や『教えて!Goo』などの参加者同士が知識や知恵を教え合う知識検索サービスも一緒に取得してくれます。


『Yahoo!知恵袋』や『教えて!Goo』は深い悩みを持った人が多くいるので、参考になるキーワードを見つけることもできます。
ステップ3:Googleキーワードプランナーで検索ボリュームを確認


ラッコキーワードで複合キーワードを検索したら、次にキーワードプランナーで検索ボリュームを調べます。
検索ボリュームとは、GoogleやYahoo!Japanなどの検索エンジンで検索されるクエリ(キーワード)の検索数のことをいいます。
検索される回数が極端に少ないと、いくら上位表示されたとしても、あなたのサイトにアクセスが集まることはありません。
逆に検索ボリュームが膨大にありすぎると、勝てるはずのない競合と同じ土俵で勝負をすることになります。
結果的にアクセスがまったく集まりません。
なので、あなたのサイトにアクセスを集めるために適切な検索ボリュームを調査する必要があります。そこで適切な検索ボリュームを調べるために活躍してくれる無料ツール、『Googleキーワードプランナー』を使います。
『Googleキーワードプランナー』は、アドワーズアカウントさえあれば誰でも無料で使える強力なツールです。
アドワーズアカウント登録をしたら、さっそく『Googleキーワードプランナー』を使ってみましょう。
はじめにラッコキーワードで複合キーワードを検索したら、『全キーワードコピー(重複除去)』をクリックしてください。


そうすると右下に『コピー完了』と表示されますので、これでコピーが完了しました。


コピーができたら、次に『Googleキーワードプランナー』に移動して、『新しいキーワードを見つける』の『キーワードから開始』という箇所に貼り付けます。
貼り付けたら『結果を表示』をクリックします。


検索結果が出ると『月間平均検索ボリューム数』が表示されます。
『月間平均検索ボリューム数』の箇所をクリックすると、検索ボリューム数が多い順に並べ変えができたり、検索ボリューム数が少ない順に変えたりできます。
ここでは『月間平均検索ボリューム数』が多い順に変更します。矢印が下を向いたら月間平均検索ボリューム数が多い順に変わります。


※Google広告に課金していないと月間平均検索ボリューム数が曖昧な数字になります。
月額200円程度で詳しい月間平均検索ボリューム数を確認できます。
こちらの記事で詳しく解説しています(外部リンク)
検索ボリューム数を調べるだけなのに、お金を払いたくないという場合は、『Googleキーワードプランナー』と『Ubersuggest(ウーバーサジェスト)』
を併用して使いましょう。
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は、Googleキーワードプランナーと同じで検索ボリューム数を無料で見ることができます。


Ubersuggest(ウーバーサジェスト)無料版は1日に検索できる数に制限がありますが、Googleキーワードプランナーで大まかな検索数を調べたのち、詳しく検索数を調べたいキーワードをUbersuggest(ウーバーサジェスト)で検索することで、詳細な検索数を調べることができます。
たとえばGoogleキーワードプランナーで『新型 iPhone 発売日』の月間平均検索ボリューム数は100~1000です。
そこで『新型 iPhone 発売日』の3語キーワードを、Ubersuggest(ウーバーサジェスト)で検索してみると880という検索数が確認できます。


このように3つのツールを使うことで詳しい検索ボリュームを調べることができます。
検索ボリューム数の選び方
Googleキーワードプランナー検索すると数万~数十という検索ボリューム数が出てきます。
ただ検索される回数が極端に少ないと、上位表示しても期待したアクセスが集まりませんし、検索ボリューム数が多きすぎると競合に勝てず、上位表示ができない=アクセスが集まらないという結果に終わります。
そこで適切な検索ボリューム数を狙う必要があります。
狙うべき検索ボリューム数は『100~1,000』です。
キーワードには、
●ビッグキーワード 月間検索ボリューム10,000以上
●ミドルキーワード 月間検索ボリューム1,000以上10,000未満
●ロングテールキーワード 月間検索ボリューム1000以下
月間検索ボリュームはおおよその数値になりますが、この3種類があります。
ビッグキーワードは超強力な競合が上位を独占しているので上位表示させることは、相当難しいです。
ミドルキーワードも上位表示している競合がかなり強いのですが、ロングテールキーワードーをミドルキーワードに内部リンクして、記事を押し上げることによって上位表示させることが可能です。
『ロングテールキーワード』はブログのドメインパワーが弱いブログに有効な狙い方です。
重要なのは、どのキーワードを狙えば上位表示ができるのか?という点です。上記の3つのキーワードから上位表示が狙えるキーワードは『ロングテールキーワード』です。
そして、『ロングテールキーワード』を量産し、ミドルキーワードに内部リンクしていくことで、検索ボリュームが大きいキーワードで上位表示させることが可能になります。
イメージとしては下の図のような内部リンク構造にすることで、ミドルキーワードで上位表示を狙うことができます。


つまり、『ロングテールキーワード』をたくさん狙っていくことが後に大きなアクセスを集めることに繋がるということです。
なので『100~1000』以内の検索ボリュームを積極的に狙っていきましょう。
キーワードをカテゴリ分けする
キーワード選定ができたら、次に『カテゴリー分け』をしましょう。
僕の場合は『エクセル』を利用していますが、『Googleスプレッドシート』でも構いません。
Googleキーワードプランナーで検索ボリュームを調べた際に、右側に『キーワード候補をダウンロード』と表示されたリンクがあるので、クリックするとダウンロードができます。


ダウンロードしたエクセルファイルがこちら。
クリックできます


このエクセルファイルを元に、キーワードを整理していきます。僕の場合はこのような項目を作っています。
キーワードのまとめ方
●キーワード
●カテゴリ
●記事タイトル
●検索ボリューム
●競合
●記事投稿
●リライト


このように各項目を作っておきキーワードの整理しておくのと、いきあたりばったりで記事を投稿していくのとでは、ブログ構築を行う上で雲泥の差がでますので、カテゴリ分けはしっかり行った方がよいです。
ライバルチェックとは?


ライバルチェックで前提として覚えておいてほしいのが、上位表示される見込みがあるのかです。
一生懸命書いた記事がアクセスを集められないとガッカリ度も半端ないですし、労力をかけて書いた記事の時間もムダになります。
そうならないように、記事作成の前に上位表示できる見込みがあるのかをしっかり確認しておきましょう。
検索したキーワードでトップ10のライバルサイトをチェックする
自分のサイトが上位表示できるかどうかの基準は、『ドメインパワーの強さ』や『被リンク』そして『コンテンツの質』などがあります。
『ドメインパワー』や『被リンク』獲得には時間がかかる上に、自分ではどうにもならないこともあります。ですが、『コンテンツの質』は自分の力でよいものにできます。
つまり検索順位トップ10のライバルサイトよりも、コンテンツの質がよい記事を書くことが上位表示できる条件の1つになります。
コンテンツの質とは一体どういうものなのか?
コンテンツの質がよい記事とは一体どういうものなのか?ですが、結論からいうと「上位表示されているかどうか」が判断基準の1つになります。
上位表示されているコンテンツトップ10を閲覧して、自分がトップ10よりもよい記事を書けるかどうかが重要になります。
コンテンツの質を上げる方法
ライバルよりも質の高い記事を作成できるかどうかの判断は以下の3つを基準にするとよいです。


コンテンツの質を上げる方法
●競合サイトの調査(1?10位のサイトをチェックする)
●Q&Aサイトをチェック
●ペルソナに近い人や身近な人にヒアリング
上記の3つの作業を行うことでコンテンツの質は向上できます。
検索上位トップ10のコンテンツは検索ユーザーのニーズを満たしたコンテンツである可能性が高いので、上位サイトで解説されているコンテンツは最低限あなたのコンテンツに追加するようにしてください。
その上で、上位10サイトにない情報やより良くなるコンテンツを『Q&Aサイト』や『SNS』などで情報収集をし、取り入れることが可能な情報をコンテンツとして追加しましょう。
そして、実は凄く重要なのが、ヒアリングです。
これは設定したペルソナに近い人がいた場合、キーワードに沿った悩みを聞くことで、調べた内容ではわからないようなリアルな悩みを聞くことができます。
Googleの評価基準でもっとも高いのは1次情報です。
リアルな悩みを直接聞き、問題点や解決策を記事にすることで、記事の質を最大限に高めることができます。
ユーザーがどんなことに悩み、どんな解決方法を求めているのか?そこをリサーチして深堀りしていくことで、コンテンツの質は向上します。
ネットの情報だけをまとめたコンテンツでは検索上位トップを取ることが難しいのが今のSEOです。なのでユーザーが何を求めて検索しているのかをしっかり考え、答えを導けるコンテンツを作成していきましょう。
【初心者向け】キーワード選定を正しく身につけるコツ【無料ツールを駆使しよう】|まとめ
今回の記事のまとめ。
SEOキーワード選定の流れ
●メインキーワードの選定
●複合キーワードのリサーチ
●検索ボリュームの確認
●ライバルチェック
この4つの手順に従ってキーワード選定をしてみてください。
キーワード選定をしない記事はアクセスが集まらず、かけた労力がムダになるので、今回の記事でお伝えした内容を実践して頂ければと思います。
SEOは終わりなき椅子取りゲームです。
常に新しいライバルが登場しますし、Googleアップデートによって順位が変動する厳しい世界です。ただし正しい方法でコツコツ積み上げていくことで、結果はしっかり付いてきます。
どうして自分はアクセスが集まらないのだろうと悩んだならこの記事を読んでみてください。
きっと、あなたの問題解決をしてくれる内容が含まれていると思います。